まちなか防災サッカーが11/12に開催!体を動かしながら防災対策が身につく一粒で二度美味しい的な楽しいイベント。その様子を紹介!

まちなか防災サッカー開催

10月末のまちなか防災フェスティバルに続き、戸越銀座商店街主催で戸越小学校で防災サッカーが11月12日に開催されました。防災サッカーは約1年前、20221年11月13日に開催されて以来。いい天気!!!ゲストはサッカーチームFC東京などで活躍した石川直宏元選手です。まずAからDのチームに分かれました。チーム内で自己紹介。そして子供たちのシュートでキックオフ、イベント開始です。

「防災ウルトラクイズ」

ウォーミングアップをしながら防災のクイズに答えます。エレベーターに乗っているときに地震があったら何をしなければいけないか?首都直下地震の際には火災の発生も懸念されているが、品川区内にある消防車は30台より多いか少ないか?などなど全7問を2択で答えます。1問正解するごとに銀ちゃんシールを貰い、4問以上正解で景品が貰えました。こちら全問正解の子供たち。スゴイ正解率高かったので結果的にみんな貰えたと思います。中身は戸越銀座ブランドの「ありが東京」と「粋町しょこら」です。いろいろな味がバラバラに入ってたと思います。ちなみに前の問題の回答は、すべての階のボタンを押すです。閉じ込められることを避けるため一番近い階でエレベーターから出るようにします。後の問題の答えは、30台より少なく25台だそう。一斉に火事が発生したら対応しきれない可能性があるのでそれだけ初期消火が大切になります。んーなかなか難しい!でも勉強になりますね。

シールを顔に貼っている男の子。6問正解だそう。あと少しでパーフェクト。惜しかった!!

「サッカートレーニング」

ここは石川直宏さんの進行です。まず向かって走ってくる相手とボールでタッチ。次は相手に向かって走り、ぶつからないように横に避けて駆け抜けます。フェイントのステップみたいですね。今度は出会ったときにそのまま向きを変えずお互いに相手と背中合わせに一周してから走り抜けます。次はぐるっと向きを変えながらお互いに相手を一周して走り抜けます。

これらは相手と呼吸、タイミングを合わせる練習。しっかり相手を見て背中合わせでも意識して動くことがポイントです。

今度はパス交換しながらしりとり。考えることとパス。そしてパスがズレた場合にはしっかり動いて迎えに行くという練習。いきなり「ライオン!」と言うお子さんも。大人な人は「酢の物」。渋すぎです。パスを受けたお子さんは???です。

いいキックです。

しりとりは急に言われるとなかなか答えが思い浮かばなかったりしますが、チームでやっているので周りがサポートしてもOK!というかみんなで協力して行います。この辺は防災と同じです。

「パス・ストック」

ストックとは備蓄品のことです。今度はしりとりの代わりに備蓄しておくべき防災グッズを覚えてから、パスの際に思い出して挙げていきます。これはチームで対戦形式になります。たくさん覚えてたくさんパス交換したチームの勝利です。まず防災グッズを記憶します。「マップ!」「乾電池!」「ラップ」……わからないときは同じチームでわかる人が教えてあげます。優勝はAチーム。なんと31個答えられました!サッカーなしで暗記に特別参加していた慶應大学の防災教育のゼミ生グループが答えた29個を上回るという快挙。スゴイ!!

「ソナエDARUMA」

「だるまさんの地震」「だるまさんのカミナリ」「だるまさんのエレベーター」と言われたら、それぞれしゃがんで頭を守る、しゃがんで耳を塞ぐ、手を叩くを行います。そして指定のラインを越えたら水消火器で消火活動。それが終わったらパス交換しながら戻ります。

災害の際の初期行動の練習すなわち身の守り方と消火器の使い方、それとサッカー、チームワークが少しずつ身につくゲームです。これもチーム戦。

まず荏原消防署の方による消火器の使い方のレクチャー。そしてだるまさんが転んだの要領で、合図に合わせて立ち止まって防災ポーズを取ります。一定の場所まで来たら代わる代わる放水して消火。 そして最後はパス交換しながら戻ります。相手とタイミングを合わせることが大切。 10点差に迫るCチームを破りこれまたAチームが優勝でした。

閉会

さてイベントはこれで終了。参加者の感想と総括です。お子さんたちは消火器が楽しかったようです。 防災サッカーとは?なぜサッカーと防災が結びついているのか、その目的について石川さんです。

-サッカーは足でボールを扱う競技なのでミスがすごく多い競技。だから想定外のことがよく起きる。でもそのとき、わぁミスをしちゃった~となるのではなく、そのときどうすればいいのかを考える。もちろん試合のときに考えてプレーするんだけど、考えている間にやられちゃうこともある。試合のときには考えなくても自然に体が動くよう普段から練習する。練習は意識的に、試合のときには無意識でできるよう準備する。

防災もそう。災害は想定外のことが起きる。このイベントのように意識的に訓練したり知識を頭に入れることで、災害のときに迷わず動けるようにすることが大切。そしてサッカーはチームプレー、防災も同じ。防災でいうチームというのは地域とのつながり。地域のつながりを作りその地域の防災力を高めていく。これが防災サッカーの取り組みです-

最後に集合写真。参加されたお子さんに感想を伺いました。

「放水が楽しかった」今日は水が無くなるまで全部放水できた上、水がほんとにたっぷり入っていましたので特に楽しかったと思います。あまりこういうことはない気がします。頑張りました。「だるまさんが転んだをしながら消火器をやるのが楽しかったです。だるまさんが転んだをやりながら防災の知識が学べたからです」サッカーは少しやってたことがあるそうです。FC東京、パナソニックホームズ、荏原消防署、戸越銀座商店街ほか、地域のみんなで協力して戸越銀座地域の防災力を高めましょう。また石川元選手が現役時代、そして今もクラブコミュニケーターとして所属するFC東京も応援しよう!!

参加された方にはFC東京と荏原消防署から参加記念品が配られ、参加者アンケートに答えると抽選で1名に後日パナソニックのちょっとした電化製品があたったみたいです。

この日の様子をいくつか。受付名札を書きます。企画・運営のパナソニックホームズの皆さん。荏原消防署の皆さん。クイズ後の休憩時。放水!

バス出し待ち。

閉会後に残ってグラウンドでサッカーをする人たち。

多くの方が貸し切り時間終了ギリギリまで遊んでました。みんなサッカー大好き!

戸越銀座商店街は防災にとても力を入れているようなので、またきっと開催されるはずです。サッカー経験の有無にかかわらず楽しめるイベントなので、その際には親子で参加してみてはいかがでしょうか。

ではでは~。